数年前、職場の健康診断で心電図を取った際に、WPW症候群の疑いがあるため、精密検査を受けてくださいということで、大きな病院で精密検査を受けに行ったことがあります。WPW症候群とは、、、
WPW(ウォルフ・パーキンソン・ホワイト)症候群は、心房と心室の間に電気刺激を伝える余分な伝導路(副伝導路)が生まれつきあることで発生する病気です。心拍数が異常に速くなる頻脈がみられることがあります。
・大半の患者では動悸が生じ、脱力感や息切れを感じる場合もあります。
・診断は心電図検査によって下されます。
・通常は、迷走神経を刺激して心拍を遅くする方法で発作を止めることができます。
WPW症候群は生まれつきの病気ですが、不整脈は10代または20代前半で明らかになるのが通常です。しかし、1歳未満や60歳以上から不整脈が現れることもあります。(https://www.msdmanuals.com/ja-jp/ホーム/06-心臓と血管の病気/不整脈/wpw-ウォルフ-パーキンソン-ホワイト-症候群)
というわけで、「えっ?やばいやつやん」と思ってビクビクしながら検査しに行きました。心電図は小学生の頃にやったことがあったのですが、WPW症候群は生まれつきなので引っかかっていたはずですが、どういうわけか自分には知らされてなかったようです。私の親のことなので、「よう、わからん。大丈夫だ。元気だし。」ってことで精密検査にも行かず、私にも知らせていなかったのでしょう。余計な心配をかけたくなかったのかもしれません。お陰で私は元気に好きなことをやらせてもらってきました。しかしながら、成人してから事実を知ると流石にビビるものです。
結果としては、限りなくグレーな白ということになりました。WPW症候群の判定にはいくつかの基準があります。
上記リンクにあるように、P波の開始からデルタ波の立ち上がりまでが短縮されていて、そこに関してはギリギリアウトだったようです。しかし、他の要因と合わせてみると、そんなにひどくはないだろうという医師の判断でした。副伝道路はあるだろうけども、心室細動が起きるようなところにはつながっていないだろうってことで、手術をして切断することも今のところは必要ないとのことでした。一安心です。
そんなわけで、副伝道路はあるけれども、WPW症候群ではないらしいっていう微妙な診断になって、当時はモヤモヤしていたのを覚えています。しかし、今になって思えば人間の体調に白黒つける方がおかしいのだということがわかりました。何一つとして、同じ病気っていうのはないのです。人間1人1人が違うように、病気だって毎回、異なります。
とりあえず、うちの父親は不整脈を持っているので油断はできないぞ、と思いながら過ごしていたわけですが、しばらく前にApple Watchの心電図機能が解禁されたというニュースを見てから、ぜひやってみたいと思っていました。今回、Apple Watch Seires5を入手したので、せっかくだから心電図を取ってみました。それが、こちらです!!
うむ。全然わからん。
なんか、他の人の画像見てみたら、もっととんがった感じになっているのだけど、まぁいっかという感じです。とりあえず、心室細動にはなっていなかったので良かったです。何か、胸に違和感とか感じたらやってみようかなと思います。